2007/01/14

dmoz 復活

dmoz が復活していました。

ハードウェア障害によりしばらくURLの申請ができなかったのですが、やっと復旧したようです。噂ではここ半年間に行われた申請データが消えたとか。。。真偽のほどはわかりません。

さて、最近は dmoz に登録しても SEO 効果は無い、といわれています。これは、Google の同一コンテンツ判定アルゴリズムによるものだと思います。以前は dmoz に登録されると、dmoz クローンのカテゴリサイトに軒並み登録されることになり、結果沢山のリンクを受けることができるようになっていたのですが、Google は現在 dmoz クローンからのリンクはカウントしないようになっているため、以前ほどの効果は無い、ということになっています。

また、昔ほど dmoz 経由のアクセスも無いこと、エディタの数が足りていないため新規サイトの登録が滞っていることなどが指摘されています。

2007/01/13

PageRank は重要?(1)

Web担当者Forumにおいて、[質問]PageRank(ページランク)は今でもSEOには重要な指標?という記事が投稿されています。

巷では、PageRank は Google における順位付けに対して影響が無い、ただの目安程度にしか参照しない、などと言われてします。本当に PageRank は意味の無い数字で、チェックするには値しないし、外部リンクを増やす努力は不要なのでしょうか?この件について、私なりの考えを述べてみたいと思います。

一言で言うなら、「そんなわきゃない」ということになります。

まずこの問題を考える前に、以下の3つの事柄を区別する必要があります。
1) Google Toolbar で表示される PageRank (緑のバー)を増やすこと
2) Google が内部的に保持している、「真のPageRank」を増やすこと
3) バックリンクを増やすこと

まず 1) と 2) はどう違うのでしょうか。Toolbar に表示される緑の PageRank は3ヶ月に一度程度しか更新されません。先日の投稿で書いた PageRank の更新、というのはこの目に見える値としての、Toolbar の値が更新された、ということを意味しています。この Toolbar のPageRank は3ヶ月に一度しか更新されませんが、Google が内部で用いている PageRank は実は毎日のように更新されています。ですので、もし毎日外部リンク数が増えていけば Google 内部の PageRank は徐々に上がっていきます。一方で Toolbar の値はずっと変わらず3ヶ月後になってやっと動く、ということになります。

次に 3) と 1),2) はどう違うのでしょうか。これらは、どんなリンクでも PageRank の増加につながるわけではない、という点で、異なります。Google は、Spam対策として、明らかにリンクファームと思われるサイトからのリンクの価値を下げたり、相互リンクばかり持つサイトの場合は外部リンクの価値を下げている、ということを明言しています。(そもそもこのような対策を講じること自体彼らがリンクを依然重要視していることの現われです。)従ってそのような「自然でない」リンクを増やしてもPageRankの増加には聞いてこない、ということになります。実際に、リンクファームから数十万件のリンクが張られているのにもかかわらず、PageRank が非常に小さいサイトも存在します。従って、単純にリンクを沢山張れば PageRank が上がる、というわけではありません。

ということで、「PageRankはもはや意味を持たない」などと言ったときには、
1,2,3 のいずれの意味で言っているのかを見極める必要があります。通常は、1 の意味で言われていることが多いように感じています。だとするとそれは当たり前で、でもそれがすぐに外部リンクを増やす必要がない、という結論につながるかというと、「そんなわきゃない」ということになります。

続きはまた後ほどポストします。

2007/01/11

pagerank 更新

SEO ブログでも報じられているように、pagerank の更新が開始されたようです。

現在 Google Toolbar などで表示される pagerank は3ヶ月に一度程度しか更新されません。1月10ごろに次の更新がある、とうわさされていたのですが、まさに10に更新が開始されました。

この数ヶ月の間に新しく作成されたサイトにはここで初めて pagerank が付与されることになります。

2007/01/04

Googleの新特許

Google が2つの新しい特許を申請したことが報じられています。

一つは‘Methods and apparatus for estimating similarity‘で、同一コンテンツを検出する方法に関する特許のようです。アルゴリズムの詳細も書かれているはずなので、これによってどのようなコンテンツが同一コンテンツとみなされるテいるのかが明らかになるでしょう。

二つ目は‘Detecting spam documents in a phrase based information retrieval system‘です。Abstractが短く、意味がはっきりとはつかめないのですが、spam を自動検出するためのもののようです。情報レスですみません。

しばらくは時間が取れずこれを読む暇が無いので(特許の文章って読みにくいですし)、誰かがまとめてくれることを期待して待つことにします(笑)。

2006/12/27

MSN サイト作成ガイドライン

MSN のSite Owner Helpに、ウェブマスター向けのサイト作成における注意事項が公開されています。
いかにまとめます。

技術的な注意事項



  • 体裁の整ったHTMLを用いる。タグは正しく閉じ、リンク切れを起こさない。
  • ページを移動した場合はリダイレクトを設定し、さらにそれが Permanent(恒久的)なのかTemporary(一時的)なのかも明示する。
  • MSNbot がブロックされていないことを確認する。
  • robots.txt を使って、どのファイルやフォルダはインデックスしてはいけないか、正しく伝える。
  • URL は簡潔かつ固定に。複雑なURLや頻繁に変更されるURLはユーザにとってもロボットにとっても良くない。


コンテンツガイドライン



  • ページにはユーザが検索に用いると思われるキーワードを含める。
  • ページのサイズを抑える。一つのページには一つのテーマのみ記述し、容量は150kB程度に抑える。
  • どのページにも少なくとも一つの静的リンクが存在するようにする。
  • インデックスに含まれてほしい単語は、画像に含めずにテキストとして記述する(altは見ない、ということ?)。
  • サイトマップを用意する。
  • ページ階層は平らにする。つまり、どのページもトップページから1から3クリックで到達できるようにする。


非推奨テクニック



  • 無関係なキーワードをちりばめるなどのキーワードスパム。
  • 隠しテキストや隠しリンク。
  • リンクファームのような、人工的にリンクを増やすテクニック。

2006/12/26

完璧なHTML

Google group のこのスレッドにおける、Adam Lasnik (Google の
Search Evangelist )曰く、
クローラーにとって、HTML が完璧(タグのくずれなどが無い?)であるかどうかは
あまり重要ではありません。
ブラウザで表示してみて問題なく表示できる程度であれば、クローラーもうまく処理できます。

それよりもむしろ Google のガイドラインに従うことが重要です。

2006/12/25

linkbaitingについて

最近、 linkbaiting という言葉を主にブログ上でよく見かけます。
これは一体どういう意味の言葉なのでしょうか。

まず、link というのはいわゆる HTML のリンクです。
baiting というのは「餌付け」「餌まき」という意味です。

検索エンジンの世界では、ページの順位を上げるためには
沢山のリンクを外部からもらうことが重要なのですが、
そのようにリンクを沢山張ってもらうためには、
面白い内容のページを「餌」として用意しなければいけません。
そのような、リンクが沢山寄ってくるような、
良い「餌」となるページを意識的に書いていくことを
linkbaiting あるいは link bait と呼んでいるようです。

20 Linkbaiting Techniquesという記事に、
その代表的なテクニックが書かれています。


  1. Tool(道具):他のBloggerにとって役に立つようなツールを公開する。
  2. Quiz(アンケート):例えば「あなたのブログ暦は?」のような、4択程度の簡単なアンケート。
  3. Contest(コンテスト):ゴッゴルのようなコンテスト。目標を定め、商品を与える。
  4. Be First(一番乗り):何か新しいことを最初に行う。
  5. Scoops(スクープ):すっぱ抜く。
  6. Expose(暴露):不正行為、悪事をすっぱ抜く。
  7. Award(賞):2006 Best Blogのような賞を与える。
  8. Lists(リスト):何か価値の有るリンクのリストなど(digg やはてなブックマークのようなもの)。
  9. Humor(ユーモア)
  10. Make someone famouse:自分が有能だと思っているけれど、まだあまり知名度の高くない人を紹介する。
  11. Create belonging/community (コミュニティつくり)
  12. Design:ブログのテンプレートなどを公開する?(よく意味がつかめませんでした)
  13. Rants(大言壮語):
  14. Controversy(反対意見):誰かのブログポストなどに対する反対意見の表明
  15. Attack(攻撃):他人に対する攻撃的批判。
  16. Shock:ショッキングな書き込み。
  17. Research and Statistics:あるトピックに関する調査や統計をまとめる。
  18. Give something away:読者に何かプレゼントする。
  19. Usefulness:役に立つ記事。
  20. Cool Factor:「Cool」(かっこいい)もの。


ただその日の日常をだらだらと書くよりは、
意図的に注目を浴びるような記事を書いたほうがよい、ということです。

linkbaiting は悪か?という議論もあるようですが、
ほとんどの項目は、
素直に従おうとすると良い記事を書かざるを得ないという点で、
建設的な競争が行われるようになっているので、良いことだと思います。